技術情報ブログ
Windows
今回は IE(Internet Explorer)のことについてお話したいと思います。
皆さんも使用されていたのではないでしょうか。
IEのサポートは既に終了している
ご存知かとは思いますが、
IEは2022年6月15日(※)にサポートが終了しています。
Windows11 環境ではアイコンすら表示されず、起動できません。
※Windows10 バージョン21H2 のサポート期間。OSやバージョンによってサポート期間が異なります。
私が使用している会社のPCのバージョンは Windows10 21H2 なので IE のサポートが終了している状態です。
ただし、起動自体はできる状態ですので、試しに起動してみますと…

上記の画面が表示され、Microsoft Edge に自動で切り替わりました。
実質使用できない状態ですね。
サポートが終了しているものを使用するのは危険
Windows Update の更新が滞ってるOSでは、今でもIEを使用できる場合もありますが、
サポートが切れている状態で使用し続けることは、セキュリティ上危険です。
IEに限らず、OS や アプリケーションにはサポート期間というものがありますが、
サポート期間であれば、セキュリティ上の危険が見つかった場合、対応する更新プログラムが提供されます。
Windows Update を実施すれば、更新プログラムが適用されますが、
サポート期間が切れると、上記のような更新プログラムが全く提供されなくなります。
これにより、セキュリティ上の危険が増えていく一方です。
・サポートが終了しているものは利用しない
・Windows Updateを定期的に行う
・サポート期間を把握しておく
というのが大事です!
IEモードについて
また、2023年2月14日に一部のバージョンの Windows 10 で完全に無効になる予定とあります。
Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了
着実に廃止化が進んできていますね。
どうしても IE を利用したい場合の方法の1つとしては、Microsoft Edge の「IE モード」機能を利用することです。
IE モードとは簡単に言うと、Microsoft Edge や Chrome 等で非対応のIE ベースの Web サイトを
直接 Microsoft Edge からアクセスできる機能です。
利用方法はいくつかあるようですが、ここでは Microsoft Edge の設定メニューから設定する方法を紹介します。
Microsoft Edge の「設定」メニューを開く
「既定のブラウザ」メニューを開く
「Internet Explorer に Microsoft Edge でサイトを開かせる」で「互換性のないサイトのみ」または「常に」を選択する
「Internet Explorer モード (IE モード) でサイトの再読み込みを許可」で「許可」を選択する
「Internet Explorer モード ページ」に IE モードで開きたい URL を追加する
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IE モードに指定した URL のページを開くと、下記が表示され、IE モードで表示されていることが確認できます。

移行の準備はお早めに
IEモードについては、 2029 年までサポートされる予定ですが、あくまでこれは暫定処置です。
IE のサポートについても当初は2025年10月までだったのが前倒しされて2022年6月になったので、
どうなるか分からないというのが現状です。
いずれにせよ、いつかは(はやいうちに)IE は使用できなくなります。
まだ使えるから大丈夫と思っている方、
なるべく早く、Microsoft Edge や Chrome 等のブラウザへの移行をご検討下さい!
以上になります。
次回のブログも乞うご期待下さい!
はじめまして、富山オフィスの上田です。
入社 10 年目で、最近では Java や JavaScript を使った Web システムを開発しています。
みなさん、 Windows11 は使っていますか?
Windows10 を使っていれば、無料アップデートではありますが、
ハードウェアが対応していないとアップデートできないなど
実は触ったことが無いという人も多いのではないでしょうか。
実は、私も自宅や職場のPCは Windows10 のままで、Windows11 はアプリのテストで少しだけ触った程度です。
Windows11 が出たのは 2021/10/5 です。
なんともう 1 年以上が経っています。
SE としてこれはマズい!ということで、今回はこのテーマにしてみました。
「Windows11 にするとどう変わる?」
Windows11 では Windows10 と何が変わるのでしょうか。
Webサイトで調べてみると次のようなことが書かれています。
・タスクバーが中央寄せ
・新しいデザイン
・ウィンドウのスナップ機能
・Androidアプリが実行できる
・セキュリティの強化
この中では、「ウィンドウのスナップ機能」が気になるので、操作感を見ていくことにします。
早速ですが、Windows11 を起動し、適当に 3 つほどウィンドウを用意しました。
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最大化にマウスカーソルを合わせるとこのようなポップアップが表示されます。

移動したいレイアウトの形状にマウスカーソルを合わせクリックすると…

ウィンドウが移動しました!
ちなみに ウィンドウのタイトルバーを掴んで、赤丸矢印のように画面端に持って行き…
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↓のようになったら、離します。

これでもウィンドウはスナップします。Windows10 でも出来た方法ですね。
ただし、Windows10 では、スナップした残りの領域がウィンドウを指定する画面になっていましたが、Windows11 ではそれが無くなったようです。
個人的には要らない動作だったので、嬉しい変更です。

(参考)Windows10 では、スナップした残りの領域がウィンドウを指定する画面になっていました。
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いかがでしたでしょうか。
今回は Windows11 のウィンドウのスナップ機能の紹介でしたが、
ほかにも Windows11 にはいろいろな新機能・変更点があるようなので、使いこなしていきたいですね。