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システムリニューアル、システムリフォームのキモ
「儲けを生み出すシステムづくり」
2013/09/18
長引く不況を背景に、システム需要も変わってきています。
今後のシステムに求められるものは何か、
弊社社長 下坂 芳宏へのインタビューをまとめました。
ビジネス環境の変化に通用するために
「日本経済が低迷を続けるなかで、どの業種も『今のままじゃだめなんじゃないか』という危機感を持っています。
人件費の安い東南アジアを生産拠点にして作られる他国製品に、国産品は、価格で勝つことが難しくなってきている。これまで通りのやり方が通用しなくなってきているんですね」
――システムについての要望も変わってきている?
「『手作業でやってきたことをコンピューターで置き換える』ような作業の効率化を図るシステムから、"儲けを生み出すシステムづくり"にニーズが変わってきている。企業の想いがそれだけ変わってきているということです」
商品の価値を伝える、売り方を変える
――具体的にはどんな要望があるのか?
「例えば、これまで直販していなかったメーカーが、自社で売ることを考えている話をよく聞きます。
これまでは、メーカーが問屋や代理店を通して販売してきましたが、このルートも守りつつ、新たに自社で直販をやるためにシステムをどう変えたらいいか、という相談を受けます。
代理店は、そのメーカーの商品だけを扱うわけではないので、エンドユーザーにもっと安くしてと言われたら、外国産の似たような商品を売ることもある。メーカーのこだわりや、なぜこの価格なのかという価値を伝えてくれないので、価格だけで負けてしまうことがあるんです」
エンドユーザーの声が届くように
「今は、楽天やヤフーなどのショッピングサイトが充実していますので、ネット通販を始めることも非常に手軽です。しかし、大手のモールの中では、店が多すぎて埋もれてしまったり、手数料が高くて続かないケースも多いんですね」
――ECサイトシステムに求められていることは何か
「自社商品の魅力やこだわりを直接伝えるには、エンドユーザーと直接つながるルートが必要です。それにより売上アップを図るのはもちろん、ユーザーからのフィードバックをもとに、更に魅力のある商品づくりにつなげていく動きが求められています」
情報の活用により新しいサービスをつくる
「また、近年増えてきた動きとして、センサーの活用が挙げられます。センサーネットワーク技術の発達により、遠隔地や、人が入ることのできない場所などから、センサーで実に詳細な情報が得られるようになりました。
例えば、メンテナンス頻度の低い設備など、これまでは、故障した場合にサービスマンが故障個所を調べに行き、想定外の故障や部品がない場合には、改めて修理に行かなければならなかった。
それが、センサーから得た情報を活用することによって、必要な部分を的確に短時間で修理することが可能になりました。
この動きで何が変わるのかというと、機械が止まる時間を短縮できるので、非稼働による損失を減らすことができます。また、メーカーがデータを得ることでメンテナンスサービスの魅力が上がり、その結果、保守売上が上げるという効果も期待できます」
儲けにつながるシステムづくりが求められている
「今までのシステムはなぜ儲けにつながらなかったのか。それは、システム側も、クライアント側も、双方に踏み込みが足りなかったんだと思います。手作業をコンピュータに置き換えるところで止まるのではなく、もっとその先に踏み込んだものが、今後は必要になってくるはずです」
――ハイテックスができることは?
「お客様と話をしていると、クライアント側も、問題点がはっきりわかっていない場合も多いのです。
弊社では、お客様が何に困っているのか、この先どうなりたいのかを、直にやりとりして、ひとつひとつ洗い出していく作業を、時間をかけて、一緒に進めていきます。
また、新しい儲けにつながる動きを考えていくため、これまでと違う業務の流れが発生します。仕事の方法の再整備や、業務改革も含めて話をします。
その後、お客様の『こんなことをやりたい』という要望を満たせるよう、ハードや回線、ネットワークを含め、予算の範囲内でどこまでできるかを提案していきます」