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もっと知りたい! ICTリフォーム・2
2013/09/04
クラウド対応で広がる可能性
例えば介護事業などの地域密着型サービスに多いのですが、一拠点からスタートして、段々と拠点が増えていったところでは、複数の拠点でそれぞれに入力しているデータを一か所に統合したいという要望が見受けられます。
最近多いのは、これらの点在しているシステムをクラウド化するリフォームです。
介護事業の場合は、主に介護報酬単価と単位の計算などのシステムに活用されますが、これをネットワーク化しクラウド上にデータを置くことにより、支店のデータを本店で入力できるようになるなど作業の一本化ができ、人材の有効活用、効率化が図れます。
ICTリフォームでクラウドサービスを取り入れるポイントは、
・データの一元管理
・バックアップの自動化
・保守の効率化
・どこからでもアクセス可能
などであり、多店舗展開している企業にとってクラウドは、かなり強力な支援ツールになってきたといえます。
誰でも、どこでも使えるシステムへ
近年では、新しいソフトをインストールせずにブラウザを使いたい、スマートフォンからデータを操作したい、などの要望も増えてきました。
スマートフォンから操作できるようになると、今まで会社に戻らないとできなかった報告や入力作業などが、ちょっとした空き時間を使ってどこにいてもできるようになりますね。
また、ソフトの使い方を勉強しなければ使えなかったり、操作できる人が限られてしまっていたシステムを、ブラウザに対応させることで、操作がわかりやすくなり、指導や入力にかかる時間を短縮することにもつながります。
閉じたネットワークから開かれたネットワークへ
システムをリフォームし、クラウド化することで、出張先などからデータを見ることが可能となり、機動性が高まります。
また、社内の動きだけでなく、社外に対しても、必要に応じて情報を提供することができます。
データをクラウド上に置くことで、セキュリティ面に不安を感じられる方もいますが、インターネット上の暗号化によるセキュリティを強化することで対応できます。また、必要に応じて、専用線と使い分けることも考えられます。
どの企業もホームページを持つことが当たり前となった現在、自社の情報を外部に公開したいというニーズは高まっています。
閉じたネットワークから、開かれたネットワークへと、時代の流れが変わってきているのです。
利便性とセキュリティのバランスを保ちながら、このニーズに応えていくことも、システムリフォーム、クラウド化には重要なポイントです。