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技術情報ブログ 2013年9月 アーカイブ

長引く不況を背景に、システム需要も変わってきています。
今後のシステムに求められるものは何か、
弊社社長 下坂 芳宏へのインタビューをまとめました。


P7314179.jpgビジネス環境の変化に通用するために


「日本経済が低迷を続けるなかで、どの業種も『今のままじゃだめなんじゃないか』という危機感を持っています。
人件費の安い東南アジアを生産拠点にして作られる他国製品に、国産品は、価格で勝つことが難しくなってきている。これまで通りのやり方が通用しなくなってきているんですね」


――システムについての要望も変わってきている?
「『手作業でやってきたことをコンピューターで置き換える』ような作業の効率化を図るシステムから、"儲けを生み出すシステムづくり"にニーズが変わってきている。企業の想いがそれだけ変わってきているということです」


商品の価値を伝える、売り方を変える


――具体的にはどんな要望があるのか?
「例えば、これまで直販していなかったメーカーが、自社で売ることを考えている話をよく聞きます。
これまでは、メーカーが問屋や代理店を通して販売してきましたが、このルートも守りつつ、新たに自社で直販をやるためにシステムをどう変えたらいいか、という相談を受けます。
代理店は、そのメーカーの商品だけを扱うわけではないので、エンドユーザーにもっと安くしてと言われたら、外国産の似たような商品を売ることもある。メーカーのこだわりや、なぜこの価格なのかという価値を伝えてくれないので、価格だけで負けてしまうことがあるんです」


エンドユーザーの声が届くように


「今は、楽天やヤフーなどのショッピングサイトが充実していますので、ネット通販を始めることも非常に手軽です。しかし、大手のモールの中では、店が多すぎて埋もれてしまったり、手数料が高くて続かないケースも多いんですね」


――ECサイトシステムに求められていることは何か
「自社商品の魅力やこだわりを直接伝えるには、エンドユーザーと直接つながるルートが必要です。それにより売上アップを図るのはもちろん、ユーザーからのフィードバックをもとに、更に魅力のある商品づくりにつなげていく動きが求められています」


P7314184.jpg情報の活用により新しいサービスをつくる


「また、近年増えてきた動きとして、センサーの活用が挙げられます。センサーネットワーク技術の発達により、遠隔地や、人が入ることのできない場所などから、センサーで実に詳細な情報が得られるようになりました。
例えば、メンテナンス頻度の低い設備など、これまでは、故障した場合にサービスマンが故障個所を調べに行き、想定外の故障や部品がない場合には、改めて修理に行かなければならなかった。
それが、センサーから得た情報を活用することによって、必要な部分を的確に短時間で修理することが可能になりました。
この動きで何が変わるのかというと、機械が止まる時間を短縮できるので、非稼働による損失を減らすことができます。また、メーカーがデータを得ることでメンテナンスサービスの魅力が上がり、その結果、保守売上が上げるという効果も期待できます」


儲けにつながるシステムづくりが求められている


「今までのシステムはなぜ儲けにつながらなかったのか。それは、システム側も、クライアント側も、双方に踏み込みが足りなかったんだと思います。手作業をコンピュータに置き換えるところで止まるのではなく、もっとその先に踏み込んだものが、今後は必要になってくるはずです」


――ハイテックスができることは?
「お客様と話をしていると、クライアント側も、問題点がはっきりわかっていない場合も多いのです。
弊社では、お客様が何に困っているのか、この先どうなりたいのかを、直にやりとりして、ひとつひとつ洗い出していく作業を、時間をかけて、一緒に進めていきます。
また、新しい儲けにつながる動きを考えていくため、これまでと違う業務の流れが発生します。仕事の方法の再整備や、業務改革も含めて話をします。
その後、お客様の『こんなことをやりたい』という要望を満たせるよう、ハードや回線、ネットワークを含め、予算の範囲内でどこまでできるかを提案していきます」

ITイラストサンプル_09.pngクラウド対応で広がる可能性

例えば介護事業などの地域密着型サービスに多いのですが、一拠点からスタートして、段々と拠点が増えていったところでは、複数の拠点でそれぞれに入力しているデータを一か所に統合したいという要望が見受けられます。
最近多いのは、これらの点在しているシステムをクラウド化するリフォームです。
介護事業の場合は、主に介護報酬単価と単位の計算などのシステムに活用されますが、これをネットワーク化しクラウド上にデータを置くことにより、支店のデータを本店で入力できるようになるなど作業の一本化ができ、人材の有効活用、効率化が図れます。

ICTリフォームでクラウドサービスを取り入れるポイントは、
・データの一元管理
・バックアップの自動化
・保守の効率化
・どこからでもアクセス可能
などであり、多店舗展開している企業にとってクラウドは、かなり強力な支援ツールになってきたといえます。


誰でも、どこでも使えるシステムへ

近年では、新しいソフトをインストールせずにブラウザを使いたい、スマートフォンからデータを操作したい、などの要望も増えてきました。
スマートフォンから操作できるようになると、今まで会社に戻らないとできなかった報告や入力作業などが、ちょっとした空き時間を使ってどこにいてもできるようになりますね。IT_12.png
また、ソフトの使い方を勉強しなければ使えなかったり、操作できる人が限られてしまっていたシステムを、ブラウザに対応させることで、操作がわかりやすくなり、指導や入力にかかる時間を短縮することにもつながります。


閉じたネットワークから開かれたネットワークへ

システムをリフォームし、クラウド化することで、出張先などからデータを見ることが可能となり、機動性が高まります。
また、社内の動きだけでなく、社外に対しても、必要に応じて情報を提供することができます。
データをクラウド上に置くことで、セキュリティ面に不安を感じられる方もいますが、インターネット上の暗号化によるセキュリティを強化することで対応できます。また、必要に応じて、専用線と使い分けることも考えられます。

どの企業もホームページを持つことが当たり前となった現在、自社の情報を外部に公開したいというニーズは高まっています。
閉じたネットワークから、開かれたネットワークへと、時代の流れが変わってきているのです。
利便性とセキュリティのバランスを保ちながら、このニーズに応えていくことも、システムリフォーム、クラウド化には重要なポイントです。

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